MID(ミッド)関数の使い方

エクセル関数基礎

機能

MID関数は、元の文字列の指定した位置から、指定した長さだけ文字を取り出して返す関数です。

記述ルール

MID関数は次のように記述します。

=MID(文字列,開始位置,文字数)

第1引数の「文字列」には、取り出したい文字を含む文字列を指定します。

第2引数の「開始位置」には、第1引数の文字列のの位置から文字を取り出すかを指定します。2を指定すると先頭(文字列の左端)から数えて2文字目から、10を指定すると先頭から数えて10文字目から文字を取り出します。

第3引数の「文字数」には、第2引数の開始位置から取り出す文字の長さを指定します。3を指定すると3文字分を、5を指定すると5文字分を取り出します。

=MID("エクセル技術部",5,3)

上記の例では、”エクセル技術部”の文字列の5番目の文字から3文字分を取り出します。計算結果として”技術部”を返します。

=MID("エクセル技術部",10,3)

上記の例では、元の文字列が7文字しかないのに開始位置に10を指定しています。計算結果として空白を返します。

指定した開始位置が元の文字列の長さを超えている場合、計算結果は空白になるだけでエラーは返しません。IFERROR関数での分岐はできないので注意しましょう。

=MID("エクセル技術部",5,10)

上記の例では、5番目の文字から10文字分を取り出す指定をしていますが、実際には3文字分しかありません。計算結果として”技術部”を返します。

指定した文字数が元の文字列の長さを超えている場合、実際に存在している文字数だけ取り出します。

注意点

MID関数の開始位置の指定は、元の文字列の左端を1とした指定しかできません。

元の文字列の右端を起点として開始位置を指定したい場合は、LEN関数を ネスト する必要があります。下記の記事を参考にしてみてください。

コメント