機能
IFERROR関数は、数式の計算結果がエラーになった場合に指定の値を返す関数です。エラーにならない場合は、数式の計算結果をそのまま返します。
記述ルール
IFERROR関数は次のように記述します。
=IFERROR(値,エラーの場合の値)
第1引数の「値」には、エラーチェックをしたい数式を指定します。
第2引数の「エラーの場合の値」には、数式の計算結果がエラーになったときに表示したい値を指定します。数式を指定することも可能です。
数式の計算でエラーが発生すると、セルに「#N/A」や「#VALUE!」などが表示されます。そういった表示を防ぐために、空白(””)を指定したり、エラーを示す文字列(”エラー”)を指定したりすることが一般的です。
=IFERROR(10/0,"")
=IFERROR(10/0,"エラー")
上記の例では、計算結果がエラーになる「10/0」を第1引数の値に入れています(数学の決まりにより、0で割ることはできないのでエラーになります)。
MATCH関数やVLOOKUP関数など、あらかじめ計算結果にエラーが出ることが想定される場合はIFERROR関数でエラー時の処理をすることが望ましいでしょう。
注意点
IFERROR関数については、とくに注意点はありません。
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