SUBSTITUTE(サブスティテュート)関数の使い方

エクセル関数基礎

機能

SUBSTITUTE関数は、指定した文字列の中から、特定の文字列を別の文字列に置換する関数です。置換を意味するSubstituteの文字通りの機能です。

記述ルール

SUBSTITUTE関数は次のように記述します。

=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,[置換対象])

文字列には、置換したいセル番地を指定します。

検索文字列には、置換する前の文字列を指定します。

置換文字列には、置換した後の文字列を指定します。

置換対象には、置換する前の文字列の位置を指定します。検索文字列のうち、一部の文字列だけを置換したい場合に指定してください。この引数は省略可能で、省略した場合はすべての検索文字列を置換文字列に置換します。

=SUBSTITUTE("とうきょうと","と","★")
=SUBSTITUTE("とうきょうと","と","★",2)

1つ目の数式の計算結果は「★うきょう★」で、2つ目の数式の計算結果は「とうきょう★」です。

なお、位置の指定は1回しかできません。複数個所の文字列を置換したい場合は、SUBSTITUTE関数をネストすることで対応できます。

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE("とうきょうとみなとく","と","★",2),"と","★",2)

上記の数式の計算結果は「とうきょう★みな★く」です。

計算の流れとしては、内側のSUBSTITUTE関数で「とうきょう★みなとく」に置換した後に、外側のSUBSTITUTE関数で再度置換することで「とうきょう★みな★く」の形に変えています。

うきょう★みなく」に置換した段階で「と」は2つしか残っていないので、置換対象の指定は2である点に注意しましょう(上記の数式における後方の2のこと)。

また、置換文字列に””を指定することで、検索文字列を削除する使い方もあります。

=SUBSTITUTE("とうきょうと","と","")

上記の数式の計算結果は「うきょう」です。文字列の中に含まれている不要なスペースなどを削除する場合に便利です。

注意点

SUBSTITUTE関数は、特定の文字列を置換したい場合に使用します。

特定の文字列を置換するのではなく、特定の位置を置換したい場合はREPLACE関数を使用しましょう。

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